hrt2308

ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男のhrt2308のレビュー・感想・評価

-
ある時代の人には強烈に印象に残るテニス・プレーヤーのビヨン・ボルグとジョン・マッケンロー。その二人のウインブルドン決勝の激闘をクライマックスに、それぞれの背負ってきた人生まで描く好編。
ボルグも実は激しやすく短気な性格だということを初めて知った。ジュニア時代に出会ったコーチの指導にその短所を克服しトップ・プレーヤーとして君臨した。
そして、感情をいつも爆発させるマッケンローと対決。しかし、いつもはキレまくるマッケンローは審判に暴言を吐くこともなく冷静に戦う。
その試合は両者譲らぬ死闘となる、、。

子ども時代まで振り返って二人の内面を掘り下げ、彼らの思い、感情に迫り、とても人間臭い人物像が浮き彫りになり、感情移入がとてもしやすい作品となっている。ヤヌス・メッツはこれが劇映画初監督らしいが、上手く仕上げている。

試合後、偶然空港で出会った二人が打ち解けて会話するシーンがいい。

ボルグ役のスベリル・グドナソン、マッケンロー役のシャイア・ラブーフ、そしてボルグのコーチ役のステラン・スカルスガルド、みんな好演。
hrt2308

hrt2308