このレビューはネタバレを含みます
夏期休暇のおばあちゃんちで出会ったスウィング（という名前の女の子、および、ジプシージャズ/ロマ音楽）に心とらわれた少年のひと夏。
つばを吐く、風呂に入らない、識字率低いなど、現代のロマたちの生活が垣間見れる。
ラインハルトジャンゴの名前が何度も出てきた。「永遠のジャンゴ」先見といて良かった。
演奏シーンが長くて印象的だった。
ギター演奏に心を奪われる少年のまなざしとか、ホロコースト体験をカミングアウトする老婆とか演技力がすさまじい。
ヒロインの魅力がとんでもなくって、フィルマークスでみるとこれ一作きりだけど、IMDBで見たら、いま現在もテレビに映画にでずっぱりのようでなんか安心した。
かわいい子役が一作きりで終わってると、よからぬ心配をしてしまうよねおれだけ？
別れ際に少年は滞在中につけた日記を渡し、慣れない盛装をした少女は読めないからとそれを捨てるのとかこっちの情緒が大渋滞。
現代のロマ文化のツアーとしても優秀だし、バカンスものとしてもよくできてる。
面白かった！
