カナダ出身の若き才能、映画監督で俳優のグザヴィエ・ドランに迫ったドキュメンタリー映画。
ドランが19歳の時に監督・脚本を手掛けた彼のデビュー作「マイ・マザー」から、ハリウッドデビューを果たした最新作の「たかが世界の終わり」まで、彼の手掛けたそれぞれの作品への思いやこだわり、撮影当時の裏話などをドラン本人が語っています。
著名な監督や俳優のインタビューもあり、彼らから見たドランの人物像が見えてくる。
彼はとてもエネルギッシュで、映画製作への情熱が凄い。“観た人がどう感じるか”を大事にしていて、そのこだわりがカメラワークや音楽や衣装、セットにも現れている。ドランの映画を観たことがあるなら楽しめるドキュメンタリーだと思います。
私は彼の映画では「Mommy」が好きで、「Mommy 」の劇中の画面が広がっていくシーンの裏話が聞けて嬉しかったです。