マシュウ

ジョニーは行方不明/台北暮色のマシュウのレビュー・感想・評価

4.8
「自分よりエドワードヤンに近い」と侯孝賢に言わしめる、ホアンシー監督のデビュー作。夜の台北の街明かりや高速道路に煌めく車、夜と朝を区切る空の色などその映像の美しさは夢を見てるのかと思った、それと執念とも思えるくらい音への拘りを作品から感じました。水たまりの波紋やジョニーを求める間違い電話など象徴的な記号が散りばめられていたように思う。鳥と暮らす一人暮らしの孤独な女性に自然とわたしはひきこまれた。「台北ストーリー」をみてわたしの中で時が止まっていた台北はこの作品でアップデートされ一層この街がすきになりました。
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