尊敬と継承、悩めるスパイダーマン
ドローンだからこそできた現実と幻想の交わりは面白かったが、それ故に俯瞰してみると大したことない話でツッコミどころのある構成だった。
ただ、それを帳消しにするかのように沢山詰め込まれたアクションシーンがとにかく格好良くて気持ち良かった!
カミングホームでは自ら問題に飛び込んでいたスパイダーマンが、本作では巻き込まれる形で問題と対峙する。
この主体から受身になる関係が"親愛なる隣人"である本来のスパイダーマンの魅力を残しているように思えた。
MARVELスパイダーマンとしての存在意義が今作でやっと感じ取れた気がしました。