描かれるのは普遍な愛。
カメラポジションによる映像の美しさ。
カットの切れるタイミングと長回し、それを超えて目を見張るのは、大胆なモンタージュ。
Instagramのストーリーを思わせる顔のアップ、枠にハマらない揺れが親近感を増して迫ってくる。
被写体とのキョリは心のキョリ、顔のアザは心の傷。自然に視覚化させたイメージが心地良い。
衝突によって、敏感なとこ(アザ)を抉ってきた(触ってきた)のは貴方だけだった。
グザヴィエ・ドランの映画で個人的には苦手な感情の衝突も今回は、ここぞというタイミングで使われていて、その効果を堪能できた。