このレビューはネタバレを含みます
協議のシーンから始まり、双方言い分が違うのでどんでん返し系か？と思ったけどそうでもなく。体のデカい父親が妻子に暴力を振るっており、離婚調停にもつれ込んでもなお執着しているという順当なストーリー。最後もショッキングな映像ではあったけど内容は想像できたし、衝撃の結末っていうほどではない。
日本でもDVから命からがら逃げてきた人の居場所を役所の人間がパートナーに伝える不祥事なんかもよく聞くし、こういうのはどこの国にもあるんだ。最後通報してくれたおばさんが扉を開けて見ていたけど、本当に扉を開けてすぐ見えるような近隣で起こっていることなのかもしれない。
ジュリアン役の子、演技とはいえ終始本当に怯えてる顔してて苦しかった。DVの被害に遭ったことのある人ならフラッシュバックしそうなレベル。
これタイトルジュリアンにする必要あったかな。お姉ちゃんの妊娠発覚とその後は？ほとんど触れずに終わってしまった。お姉ちゃん絡みで最後悲しい結末になったりするのかなと思ってたけどそれも違うかったし、あの件は必要だったのかな。
2024年119本目
