NAO141

劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-のNAO141のレビュー・感想・評価

3.6
3rdシーズンまで続いたヒットドラマの10周年にあたる2018年に映画化された作品。興行収入は92億円を超え、2018年に上映された邦画では1位を記録。ドラマだけでなく、映画でもその人気を証明してみせた。

ドラマは4人の研修医と1人の看護師の成長物語であり、また、緊急を要する医療・災害現場に医者がドクターヘリで向かい治療にあたる救急救命の現場を描いており、今までの医療ドラマと一線を画することで多くの視聴者を魅了した。ドラマの影響もあり、実際の医療現場にもドクターヘリの導入が増えたとか。映画版は物語冒頭がドラマのダイジェストになっており、ドラマを観ていなかった方にも〈これまで彼らに何があったのか〉がわかりやすく説明されているので良心的といえる笑。またドラマを観ていた方にとってもこのダイジェストはなかなか胸熱かもしれない。

ただ、本作は多くの患者の物語から構成される〈詰め込み感〉がやや強く、5人の主人公の魅力が薄まってしまい、多少の物足りなさも感じる。もう少し一人ひとりのキャラクターを掘り下げてほしいけれど、映画ではそれは難しいよね。

『コード・ブルー:ドクターヘリ緊急救命』の主題歌といえばMr.Childrenの「HANABI」だが、これがとても良いんだよなぁ~♪♪何回も何回も聴いていた当時を思い出す♪♪

山下智久、彼の内に秘めたる想いは強そうでありながら〈静〉の部分で魅せるクールな演技はなかなか良い!
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