りょーこ

トライアル・アンド・エラーのりょーこのレビュー・感想・評価

3.8
ほぼ2人の会話劇な60年代イギリス産モノクロ・コメディ

オープニングの裁判所ロビーでの長回しからして素晴らしい♪
一気に世界に入って行ける!

からのアンジャッシュみたいな噛み合ってるようで噛み合ってない展開にはニヨニヨ。

回想しつつ、本人たちも登場して解説したりする演出も面白かった~



法廷弁護士モーゲンホール(ピーター・セラーズ)。
これが初仕事のポンコツである。

弁護するのは、妻を殺した小鳥専門店を営むファウル(リチャード・アッテンボロー)。

接見し、二人で事件を紐解いていく。

静けさを愛するファウルだったが、結婚写真ですらブレブレの笑い上戸の妻、ドリスに我慢ならなかったらしい。

そこで同じく笑い上戸の男ベイトサンを下宿させ、イイ仲にしてしまおうと思ったが、ドリスが意外と貞淑だったので殺したとのこと。

えぇ~
どう弁護したらいいのよぉ。。。

てなわけで Trial & Error (試行錯誤)していくのだが……



弁護士の学生時代
ファウルの結婚生活
そして裁判のロープレ

それらを回想しつつツッコミつつ、あれこれ詰めていく。

そして判決は?!

これは元は舞台演劇なのかな?
舞台で観ても面白そう♪

ユルくもブラックなイギリスらしいコメディでした!!
りょーこ

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