blacknessfall

ジョン・ウィック:パラベラムのblacknessfallのレビュー・感想・評価

3.9
けっこう前に録画してあったのをようやく鑑賞した。そんなに観たかったわけじゃないんだけどHDの容量を減らしておきたかったんだよ。もうちょっとするとムービープラスで『スティーブン・セガール生誕祭』あって、それを全部録画しないといけないからさ。セガール者の責務だからな。

シリーズ3作目の本作、今までで一番おもしろかった。ストーリーが単純明快でいい。聖域である殺し屋専門のコンティネンタルホテルで殺傷して組織の掟を破り、"主席連合"から抹殺指令を出されたウィックが主席連合の命を受けた殺し屋達から的にかけられ、数多の殺し屋達と激しいバトルを繰り広げる。

最初からクライマックスのような怒涛のバトルアクションが最後までほとんど切れ目なく続きスリルとサスペンスを提供し続けるシームレスな展開は明らかに『マッド・マックス 怒りのデスロード』の影響下にある。主人公の目線にライドしていれば自ずとワクワクできる現行最新型のアクション映画。深い感動や意味は皆無だけどとにかくひたすらおもしろい。ジャンル映画として理想的な形だと思う。

そっち方面のマニアじゃないから実戦としてのリアルがどの程度かはわからないけど、合理性としての殺傷力を突き詰めたように見れるアクションの迫力にも圧倒された。
しかも、それだけじゃなくアクションにユーモアもある。馬🐴の尻を叩いて馬の後ろ足を蹴り上げさせて相手をノックアウトするシーンはギャグマンガみたいで笑えた。
ちなみに本作は犬🐺にもハードなアクションをさせていてアニマル・アタック映画好きとしても楽しめた。アニマルメインじゃないのに、こんなに犬🐺が活躍するのは『サランドラ』と『サランドラ2』以来なんじゃないかと。

とにかくストーリー妙、どんでん返し的なギミックに頼らずアクションでハラハラさせ、時に笑わせる姿勢に感動した。
もっさりしてゆったりしたセガールのアクションばかり観てる身としては、あまりに見せ場ばかりで抜きどころなくて眼が疲れたこと以外何の不満もない笑
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