塔の上のカバンツェル

ジョン・ウィック:パラベラムの塔の上のカバンツェルのレビュー・感想・評価

4.0
あんまりにも命が軽すぎて、一緒に観に行った友達と思わず笑ってしまった
今年一番のコメディ映画

相変わらず殺し屋オリンピックって感じの技術点満点の殺陣オーバーキルが炸裂してて、本当に楽しい映画

キアヌには今後も元気に殺し続けてもらいたい☺︎


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2020/09 追記

【独特な色調について】
黒とネオンによる独特な色調は、撮影・照明監督のダン・ローストによる功績が大きいと監督談。

監督曰く"ネオンノワール"なる新しい視覚表現を目指したとのこと。

デシダル処理で整えてはいるものの、あの黒とピンクと青のネオン色は、撮影時の照明効果によるもので、撮影監督のダンの腕によるところが大きいんだそうな。

【スタントについて】
元々監督は、スタントマン上がりの人なわけだが、ハリウッドのスタント契約の革新を目指す第一人者でもある。

ハリウッドのスタント契約は、スタントマンと個別に契約を形態に対して、香港などはドニーイェンなどの下に各チームが編成されているそうで、
監督率いるスタント会社はこのチーム制によるスタントアクションと雇用形態を導入している第一人者の立場。

このメリットとして、スタントの経験を撮影や監督として生かせる点があるとのこと。

【ガンアクション】
コーディネーターのタランバトラーは前作から引き続き続投。

キアヌ・ヌーリブスは毎週3,000~5,000発の射撃の練習に加えて、タクティカルアクションの練習を行なってたとのこと。
どんだけ真面目なんだ…


普通のシリーズものとは違って、3,4,5作と量産していっても、これはこう言うモノとして楽しみ続けれるハッピーターンみたいなシリーズ。
言わばセガールの沈黙シリーズみたいな感じ。
ただ、惜しみなく注ぎ込まれた予算とクセになる世界観は、この手のジャンル映画なのに贅沢。
ハリウッドが、確実にペイできる企画にしかGOを出さなくなったが故の、唯一のポジティブな面が今シリーズの量産体制だと思う。

【参照】
アフター6ジャンクション
2019.10.03放送
「特集:映画『ジョン・ウィック』シリーズ…」より