塩

ジョン・ウィック:パラベラムの塩のレビュー・感想・評価

3.5
平和を望むならば、戦いに備えろ。

一作目の追う側とは打って変わって、今作はついに追われる側に。
世界各国の殺し屋から命を狙われる絶望的状況でも、ジョナサンの鋼の強靭さが随分と頼もしい。恐らく前作までで彼への耐性がついてしまったんだろうな。

除名処分通告から一時間後。一斉に牙を剥き襲い掛かる同業者たちを一人残らず蹴散らすシーンは、今までの無双劇を上回るほどの熱量!
雪合戦のようにナイフを投げ合うシーンやバイク相手に馬で立ち向かうシーンなど、前作には無い展開が印象的。
しかし後半での肉弾戦が無駄に長期戦だったのはかなり勿体無かった…。

グリーンのCRTディスプレイの端末やグリーンのライトの中で闘うジョナサンなど、どこかマトリックスを彷彿とさせる演出はマトリックス続編を暗示しているのかなどと、無駄な詮索をしてみたりもした。
塩