Newman

さびしんぼうのNewmanのレビュー・感想・評価

さびしんぼう(1985年製作の映画)
3.2
富田靖子の「さびしんぼう」の役がおしろい顔でキョンシー(古いですよね)のようだった。二人を使い分けているから、ああする必要があると考えたのだろうか?分かりません。自然のままの顔で見たかった。「ひとがひとを恋うるとき、ひとは誰でもさびしんぼうになる」と最後に出てくるが本当に高校生の井上ヒロキ(尾美としのり)が女子高生の橘百合子(富田靖子)に恋していたのか分からなかった。そう描けていたとは思えなかったのです。そして百合子がヒロキにこれっきりにしたいと言うのも。「これっきり」というほどには話もしていないのに。ヒロキの父親であるお寺の住職(小林稔侍)が、いくら奥様(藤田弓子)が大好きな曲だからといって、誕生日のお祝いにショパンの「別れの曲」のオルゴールを贈ろうとするのは有り(?)と思いました。この映画、「別れの曲」と尾道の押しつけのように感じてしまいました。これってこの映画の良さが全く分からないということなのでしょう。認めます。
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