キモサベ

ほえる犬は噛まないのキモサベのレビュー・感想・評価

ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)
3.0
飼うことが禁止されている、のはずが・・・“子犬”が立て続けに
ポン・ジュノ監督、次作となる「殺人の追憶」(2003年)の連続“猟奇殺人”事件とは、えらい違いです(笑)
でも、けっこうワンちゃんもえげつなくや(殺)られちゃってます しかも、えっ喰っちゃうんかいっい!

郊外の巨大な集合住宅を舞台に、そこに集う人々が犬の失踪をめぐってドタバタを繰り広げます
コメディとありますが、正直自分には楽しいとは思えませんでした(つまらない・・・という意味ではありません)

ただ本作のペ・ドゥナですが、すっとぼけた感じがちょっと田畑智子みたくて笑えます

列車内で赤児をおぶった母親が配る“生活苦”を訴えるビラが胸を打ちます
反対に迷子犬を探すビラが妙に対照的でした
こんなところからも、監督一流の社会の浮き沈みが見てとれます
本作は監督の劇場映画第一作にあたるそうです その意味でも貴重な一作だと思います (2024年9月 BS松竹東急)

【追伸】
競争が激しい?韓国の女優さん
そんな中にあって活躍を続けるペ・ドゥナ
自分は、日本の作品にも縁が深いペ・ドゥナとシム・ウンギョンのお二人が特に好きです
キモサベ

キモサベ