また会えたね☆
デリーの街に住み着いて十何年かに一度人をさらいに現れる、恐怖のお化けピエロ『それ』の青春ホラー後編。
前回からは歳月がたち主人公たちが大人になってます。流れは過去映画化された前後編と全く同じでしたが、それ故にいかに脚本も映像もブラッシュアップされてるかが見て取れる。笑
冒頭からゲイのカップルが襲われててなんか救いがなくて怖かった。デリーの町がそもそも結構古い差別とか犯罪が根付いた所ってことでしょうね。それが表出した存在があのピエロ。
○GOOD
・冒頭の救いの無さ。明るい影に隠れたデリーという町の恐ろしさ。
・大人編だけど子供の頃の映像も多くて、大好きなヒロインのソフィアリリスがまた観れた。
・相変わらずピエロが楽しそうにふざけてる。お化け屋敷系ホラーの王道。
中華料理屋のシーンだったり、ホラーの演出が『らしい』しアイデア豊富。
・お婆さんのくだりめっちゃ怖かった
・ラストにかけての展開がとても整理されてて青春映画の総括としてうまく機能してた。(昔のはもっと意味不明だった。いきなり『それ』が『あれ』になったり)
・主人公とヒロインと元おデブの三角関係が綺麗に処理されてて、心理的に納得のいく程度に補正されてる。(ヒロインがわちゃわちゃしてない)
・青春映画として上出来。ノスタルジックな気持ちになる。
○bad
・青春映画としての側面が強くて、ホラーの要素は弱まってるかも。怖いシーンはあったけど!
・やや詰め込み過ぎの急ぎ足。
・しょうがないけど前編の方がすき。
・主人公が一回乗り越えた筈の弟の亡霊にまだ付き纏われてるのがちょっとうむ。