昔の作品のリメイクということもあってかカラッとしててシンプルな楽しいやつ。
アクションシーンは現代的な小技が効いてて(カメラ振りからの主観映像への切替や、乱闘シーンの内側へ入り込むようなカメラワークなど。特に車で追突して襲われるシーンの主観ショットはその速度に恐怖をかなり煽られてすごくよい)見応えがあるしジェイクギレンホールの演技力がさすがで彼のニヤケ顔を見てるだけでわりと終わりまで観れてしまう。
作中くどいくらい説明されるが西部劇を下地に南部の陽気さと楽観ぐあい(あと主人公の自暴自棄ななげやりさ)が合わさりおバカな映画のムードを出してて最近あんまりなかった嬉しいやつでした。オーバーザトップを連想した。
めっちゃアホな御曹司の息子率いるめっちゃアホな軍隊たちが吉本新喜劇みがありなんだか懐かしい気分になるのと、後からやってくるアホの極みみたいな野生人を格闘家コナーマクレガーが怪演しててそこも素晴らしかった。全体的にバカンスの情緒が溢れてていいんだわ。