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青い山脈のsuzuのレビュー・感想・評価

青い山脈(1949年製作の映画)
3.6
原節子と芸妓の女性があまりにも美し過ぎて目の保養でしたわ。私も大正昭和の女学生になってみたいものですわ。

明治以降のこの時代は脱封建、民主主義、個人の人格という価値が正義だったんだなあ。理性を重視し「人間らしく」生きるべきという左派の啓蒙思想があったのだろう。民主主義を正義として推し進めてきた現代では、個人、国家、社会、あるいは人間そのものの価値が揺らいでいる。過去の善は現在の悪となり、過去の悪が新しい善に見えたりする。この揺らぎの中で私達は人生を謳歌している。

現代とは違う言葉遣いや動作、しぐさ、服装、暮らしなども見どころ。
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