Naoya

ポーカーの果てにのNaoyaのレビュー・感想・評価

ポーカーの果てに(2017年製作の映画)
2.6
マンションの一室でポーカー・ナイトに興じる若者たち。外では反政府デモが起こっており、激しさを増す一方。舞台をマンションの一室に限定したドラマ作。舞台は全編室内で会話劇が主だが、外でのイベントとなるデモと絡めつつ、ポーカーも緩く進んでいき、各々の政治的な会話や、時には夫婦間の会話で展開が進んでいくので飽きさせない。キャラクターも各々の心情や行動があり、個性もしっかりしていて良い。少ない登場人物ながら、一人一人の思い、状況を描いており、少ないからこそわかりやすさもある。終始ディスカッションする場面だが、絡み合いを楽しめる室内劇で、舞台作のような雰囲気。エンタメ性を混ぜつつ、社会派な面もある物語。
Naoya

Naoya