自分で善悪を判別することの難しい思春期、邪悪ないじめっこ集団の中に居場所を見出だしてしまうのも無理はないよなぁ～と思わせてしまう中盤からのリーダーの弱さの共有と共犯意識とジャイアニズム描写、すごすぎる。
善くあろうとする主人公も保身や共同体の居場所を天秤にかければ簡単に悪に振れるし、そこにそれなりに居心地の良さを感じてしまう。
他の俗悪な描き方をされている人物と違うところをあげるとすれば、最後まで中途半端にどちらにも振りきれない人間であったことで、だからこそ最後に成す、自分が思う正しい行いに震えてしまうんだよな…
ジェノサイドバス、人間発火などの魅せ方も最高
