このレビューはネタバレを含みます
初鑑賞
お、つまんなそうなB級映画だなって思っていたら超絶バランスのとれた傑作作品でした。
「本当の怪物は誰なのか」
テーマに基づいて着実に丁寧にラストに向かっていく構図で、主人公の少しどっち付かずな態度もラストでしっかり回収。しかもラストはメタが組み込まれていて、視聴者に対しても問いかけている構成。
主人公は自分が何者なのか気づいてしまったんでしょう。
「僕はあいつらと違う」が「君は僕たちとは違う」に変わった事に全て詰まっている気がします。
ただのホラーの枠だけではない絶妙な人間関係もみれる、青春ホラーでした。
なにより無駄な部分が少ないのが良い。
あの姉妹が何であるのかもきちんと説明されてるいるし、捕らえる作戦も意外としっかりしてる。まぁ矢印で誘導だけはそうはならんやろ感はあるけども。
ゴア描写はぬるめなのでスプラッター好きには物足りないかと思います。
君はいつでも僕を殺せる
でも僕が
君を殺せるのは今だけだ
バスのシーンのMy Wayの使い方が素晴らしい、そんな映画でした。