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リズと青い鳥のマックのネタバレレビュー・内容・結末

リズと青い鳥(2018年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

「好きな人を自分から突き放したりなんかできないから…」
ひとりぼっちの少女リズが青髪の少女と出会う。その正体は青い鳥で、仲良く暮らしていたが、リズは彼女を自由にした。

みぞれと希美、一見仲の良い二人だが、演奏は噛み合わない。歩くスピードもぜんぜん違う。孤独なみぞれにとって、優しくしてくれた希美は青い鳥だった。その青い鳥を逃したくないと希美に依存するみぞれ。しかし、それによって本来の輝きや可能性を狭めているとしたら。みぞれは掛け合いのパートを演奏したいと打診。演奏中涙が溢れる希美。彼女もまたみぞれを特別視していた。進路先も同等になれるかもしれないという理由で音大に決めた。想いを打ち明け合う二人。図書室でリズを返却するみぞれと、センター試験のテキストを借りる希美。図書室をでた二人の向かう先は別々。しかし、帰りは二人で。歩幅も同じに。

最後の方で掛け合いのパートをして、立場が変わるところ鳥肌がたった。みぞれにとっての青い鳥が希美であったように、希美にとっての青い鳥がみぞれだった。
そして久美子と麗奈の掛け合いパートのセッション。この二人は安心感ある。お互いはっきり言い合うから依存してない感じというか、信頼関係ができてるのが演奏にあらわれてるし、みぞ希との対比にもなってる。

結論:山田尚子がいる限り、日本のアニメは死なない。
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