このレビューはネタバレを含みます
吹奏楽部3年のみぞれと希美の百合もの。
前情報なしで見たからビックリしたけど、これは響け!ユーフォニアムのスピンオフ?パラレルなのか?みんな学年上がってるからユーフォの一年後っぽいけど、そもそもみぞれの世代ってみんな辞めちゃったはずだが、みぞれや希美っていたっけ?分からぬ。
「リズと青い鳥」という題材の曲を皆練習しているわけだが、みぞれはその曲の物語と自分と希美の関係を重ね合わせる。
映像は美しい。淡い色使いや、キャラデザも皆かわいく仕上がっていて目に優しい。台詞の無いシーンも多く、足元を映すカットが非常に印象的だった。
しかし肝心の主人公であるみぞれが絶望的に好きになれなかったのがキツかった。話しかけられても淡白でなに考えてるか分からんし、希美に対しては常時発情状態で、自分の進路すらも希美次第で決めるというだらしなさ。周囲の気遣いに甘えてばかりで、それを当たり前のようにとぼけ顔で享受している。こういうやつホント嫌いだわー。もっと自分の人生に関心持てよなと渇を入れたい。まぁまだ子どもだから仕方ない部分もあるんだろうけど。
きっかけはよく分からないが、最後は二人とも少し成長したようだ。よかったね。
牛尾さんの音楽も素敵だった。