ちろる

あの頃、君を追いかけたのちろるのレビュー・感想・評価

あの頃、君を追いかけた(2018年製作の映画)
3.7
青春時代に芽生えた「片想い」の若葉。
ぐんぐん茎が伸び絡まってぼくらを惑わせる。
美しすぎるあのマドンナのせいで僕の時計は突然動き出した。
あの頃、君を目で追ってた事それ自体がぼくを少しだけ成長させてくれたんだ。
The apple of my eye.
ずっと、ずっと、僕の大切な人。

近付いたり離れたり、答えを出したくないままに温めすぎた想い。
あの時どちらかが勇気の一歩を踏み出していれば、精神年齢の歩幅が合わせられてたのなら、僕らの未来は変わっていたのだろうか?
パラレルワールドの2人は幸せそうに笑ってるのかな?

台湾のギデンズ・コー監督のオリジナルがめっちゃくちゃ好きだったので、あれを超える事は無かったけど、心配してたほど悪くはなかった。
欲を言えば後半もっと、語りすぎず、テンポ良く端折ってくれた方がより良かったけど、
でもね、浩介役の山田裕貴さんの雰囲気はめちゃくちゃ良かった。
バカで、ぶっきらぼうだけど実は優しい浩介が似合ってる。
もちろんポニーテール事件の斎藤飛鳥さんもめちゃくちゃ可愛い。
あと、裸族の水島家の絶妙なアングルのカメラワークとか同級生のふざけた小ネタもいいので、こちらの方が好きな人もいるかもしれません。
笑って泣けてテンポ良い青春ラブストーリーを観たい人にはおすすめです。
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