amu

虹色デイズのamuのレビュー・感想・評価

虹色デイズ(2018年製作の映画)
2.9
キラキラ版「男子高校生の日常」。
(あ、「男子高校生の日常」観てるのにレビューしてなかったことに今、気づいた。けど、まぁ、それはまた今度。)

あまりにキラキラしてたもんで、きらきら武士聴きながら書いてますよ〜。あー、いいなー、男子になりたいなぁ、男子高校生。可愛い女子に恋をして、楽しい仲間といつもつるんで、帰りに駄菓子屋でカップラーメン食べて、まぁまぁいいチャリで帰りたいわ〜。

女子→男子の片思いも、付き合って彼氏できても、なんか、まぁその当時は楽しかったこともたくさんあったなぁとは思うけど、なーんかやっぱり男子という生き物の方がいい意味で楽観的で、楽しむことに全力というか、好きな気持ちの全力さも気持ちがいいというか、爽やかというか。女子高校生は(あくまで自分の話です)もっと面倒くさかったですよ。「好きな人いるんだ」「キャー」で済まない。頑張れ〜、よりも、もっと裏があった。なんでもカルピスウォーターみたいな爽やかさが欲しいですよね。なんたって高校生!10代、キラキラっすよ!

まぁ、そんなキラキラさ全開、男子四人組、そこそこイケてるグループのエブリディ楽しいぜ!みたいな高校生活を、「一週間フレンズ。」同様、高二の春から三年までといういっちばんいい時代、いい時間の流れで進む片恋ストーリー。

中川大志が主軸なのかと思いきや、四人の中で一番いけてない系の子が主人公になってて「?」と思いすぎて途中で調べちゃったんですけど、ジェネレーションズの子だったのですね。きっと本職で歌ったり踊ったりしてる時はかっこいいのだろうと思うけど、この作品ではなんだかいけてないから、私が小早川さんなら、横浜流星の方に興味持っちゃいそう。そして付き合っちゃいそう。(横浜流星は別にタイプではないが、この作品でいうと。)でもでも。あんなに一途に想ってくれたら嬉しいし、二人にはうまくいって欲しかったので、応援しながら観ました。

友達のまりちゃんのことはどうにも好感持てず。
特に女子は素直じゃない子、嫉妬むき出し、いつも怒ってばかりの子はぶすに見える。
中川大志といえば私的には広瀬すず(その昔、シーブリーズのCM共演でめったくそお似合いだった)なので、中川大志も仕事とはいえ一ミリもときめかんだろうなぁ、と思ってしまった。それに原作未読なので、訳あり具合もそんなに伝わってこなかったし。

全体的には吉川愛ちゃんと堀田真由ちゃんが可愛すぎて男子気分でうきうきしてしまったし、絶妙に田舎な感じもまた良かった。あんなに可愛い子がいたらそら好きになっちゃいますよねぇ、うん、わかりますよ。千葉ちゃんも可愛いんだけど、体育会系明るいとにかくいい子!より、友達少なそうで常に読書しちゃってるような大人しいタイプに惹かれてしまうなぁ。「それ、何読んでんの?」と、かまいたくなっちゃうわぁ。だけど千葉ちゃんマジいい奴、と思ってるからつまるところこの先大人になってもずぅーっと友達というか仲が切れないのは千葉ちゃんタイプだよなとも思う。強いすね。

お前は男なんか!10代か!と突っ込みたくなるようなこと書いてしまってますが、ともかく感情移入しやすいタチなもんで、年代も性別も越えて、私は田舎の男子高校生(絶賛片思い中!)な気分で観てしまった。

あとこの作品、すごいと思ったのは、30秒すら飛ばさせてくれない作りなんですよ。(笑)
やー、そのくだりはだいたいわかりますし、ちょいだるいんで飛ばしますねー、先に進みたいんで〜、、って飛ばすでしょ、そうすると、え?なに?なんて言われたの?っていう受けのリアクションにもう話が展開しちゃってて、10秒戻し、また10秒戻し、、結局30秒戻してて元に戻っちゃってるんですよ。飛ばさずにいた方がスムーズに先に進んでた!っていうね。そうこうしながらちゃんと全部観てしまった。

少女漫画原作実写化に必ずといっていいほど登場するシチュエーション、学園祭。天気が土砂降りの雨なのは珍しい見せ方だなぁ、と思ったんですけど、よく考えればすぐにわかる伏線でしたね。別にそれ空に掛けなくても十分虹色デイズでしたよ。
amu

amu