にゃんこむ

劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレのにゃんこむのレビュー・感想・評価

3.6
マクロス映画最新作。

2019年1月13日(日)に新宿ピカデリーでマクロス劇場版7作品の爆音上映がやるらしいです。……知らなかったー!!とっても残念。チケットとれた方は楽しんできてください。

○人類は銀河全域に生活圏を広げ、各星に住む先住民との交流も盛んに行っていた。西暦2067年、銀河系で「ヴァールシンドローム」と呼ばれる奇病が流行。発症すると自我を失い狂暴化するその病を鎮静化する鍵は歌。戦術音楽ユニット「ワルキューレ」は「ヴァールシンドローム」に立ち向かうため、戦場に向かう。

今作はマクロスΔのテレビシリーズ2期分を再編成&新カット追加で別軸のストーリーを作り上げた物。今回の三角関係は先輩パイロット♀×新人アイドル♀×新人パイロット♂がメイン。しかし、メインの三角関係は三角関係していない……というか両想いと横恋慕する♀(ほぼ空気)というマクロスシリーズでは異色な恋愛模様でした。

ストーリーはテレビ版でややこしくクダクダになりがちだった部分をバッサリカット。歌姫達である『ワルキューレ』を主役に据えたストーリー付きMVみたいな仕様になっています。
劇場版では、不明瞭だった設定の説明や補足を入れてもらえるものかと思っていたので、全部無かった事にされてしまったのは些か不満でした。Fは2クール分を2作の劇場版に、Δは2クール分を1作に、と思うと時間的な制約もあり、仕方ない気もします。

あとは、歌のシーンを中心にしているはずなのに、音響がしょぼかったことが不満。いつも見ている劇場のはずなんですが・・・・・・。
3Dアニメーションの場面も、直前にリリースされたスマホアプリの影響もあって既視感があり、真新しさを感じられず。
人気だったメッサーの場面を修正したのは良かったと思います。こういうのが見たかった。
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