このレビューはネタバレを含みます
相変わらずの原作厨スコアです。
原作未読だともう少し上がるのでは？
まず、作品を知る切っ掛けとして、とても良い出来だと思います、続編制作もありかと。
木村さんが脳内の新田像と少し違うので、どうなるかと思ったのですが、刑事としての新田の野暮ったさを最初に全面に出した事で、ホテルマンになった時の「姿だけ様になっている」感が活かされていて、そこまで違和感はありま
せんでした、彼は凄いですね◎
あと、新田以外のキャスティングが私の中では脳内一致していたので、それも好評価の要因かな？
特に小日向さんと渡部さんが最高ですね！
ストーリーは仕方がないけれども、１つ１つのエピソードが駆け足になってしまう事、総支配人の出番が少なくなってしまった事、警察・ホテル側の裏でのバタつきが削られているので、特に山岸と総支配人の関係はもっと深く素晴らしい信頼関係があるので、小説読んで欲しいですね、、、加賀恭一郎シリーズもそうなのですが、メインキャストじゃないけれど、この人のエピソードはもっと欲しいって人が、必ず一人はいるのが東野作品だなって思います。
難点は山岸と新田はホテルロビーのど真ん中や、お客さまのいる前で私語が多すぎです、、、原作だと何かと呼び出されて注意されたり話したりしてたと思うのだけど、、、
あと、キャスティングにおける松さんは隠すべきですね、真犯人がバレバレにも程があります!!!
全体的には薄味の東野圭吾なので、劇場じゃなくてもいい感はあります。
