YosukeIdo

マスカレード・ホテルのYosukeIdoのレビュー・感想・評価

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)
4.2
映画ブログ「シネフィル倶楽部」にてレビュー公開中!

※ネタバレあり
https://ameblo.jp/cinefil-club/entry-12437621682.html

これは予想以上に面白かった!
 
ホテルを舞台にしたワンシチュエーション・ミステリーサスペンス。
 
こういう"フーダニット"をテーマにしたミステリーやサスペンスには、よくある落とし穴があります。
 
・キャスティングである程度犯人が分かっちゃう
・誰が犯人が分かった後から急につまらなくなる(スリルと興味が薄まる)
 
本作はこの2点を華麗にクリアしています。
そういう作品に久しぶりに出会いました。
 
※この記事は犯人が誰かに言及しています。ご注意下さい。
 
原作小説既読だったのですが、正直原作の方は入り込めなかったんです。
 
読後の納得感みたいなものがなかったというか、スッと楽しく没入して読めなかったな、と。
 
ちなみに私は東野圭吾作品をそれなりには読んでおり、基本好きです。
 
しかし、この『マスカレード・ホテル』は犯人の仕掛けが直感的には分かりにくく、スッと物語に入っていけなかったのです。
 
トリックや謎の種類というか、その複雑さを表現するにはテキストよりもむしろ映像の方が相性が良かったのかもしれません。
 
映像にした途端にすとんと腹落ちしたというか、この物語の「謎」を直感的に楽しむことができました。

『HERO』の鈴木雅之監督がどう仕上げてくるかと思ってましたが、コメディ要素抑えめで、しっかりサスペンス大作として仕上がってました♪
 
監督の得意なズームイン・ズームアウト・ドリーを多用するカメラワークが、仮面を被った登場人物たちを映し出していきます。
 
個人的には2回くらいは劇場で観たい感じです(^^)
 
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