勝ったのは農民だ

マスカレード・ホテルの勝ったのは農民だのネタバレレビュー・内容・結末

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

ほとんど期待せずに「ながら見」したんですが、ハードルが低かったこともあり、それなりに楽しめました。
「マスカレード」っていうのは「仮面舞踏会」の事なんですね。知りませんでした。😅

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【気になったポイント】

❶なんか製作者側のいやらしさというか、変に観客を喜ばせたいっていうスケベったらしさを感じます。
特に前田敦子さんの結婚式をぶち壊す役を(実生活では旦那さんの)勝地涼君に演じさせたのは、確信犯だと思います。💒


❷これは褒め言葉でもありますが、木村拓哉さんはむさ苦しい刑事役よりもホテルマンの方がむしろ自然です。前半の小汚い刑事役の方がむしろ違和感がありました。😥


❸ それとこれはどっちでもいいかもしれませんが、、ホテルの総支配人を石橋凌さんが演じていますが、どちらかと言うと彼が警察側のリーダー役の方が似合うと思いました。🚨
いずれにしてもあぁいう悪人顔の人が好人物を演じるのは好きですね。クリストファー・ウォーケンを少し連想しました。


❹「一件落着みたいに終わってるけど、冷静に考えると全然いい話じゃねぇよな😥」と感じる、その後が心配になるお客様の話が多いです。

特に生瀬勝久さんの話は少し無理があって、あんな感じでホテルを去りましたけど、彼は普通に嫌な奴だと思います。

❺ラストシーン。
タイトルが『マスカレード・ホテル』ですから、それっぽい雰囲気で終わらせたかったんでしょうけど、

自分が正直、木村拓哉さんがホテルを出て階段を降りて一礼するシーンで終わった方が切れ味が良くて好きです。🏨


❻そして何より、明石家さんまさんも出ていたそうですが、自分は全く気づきませんでした。🤷🏻‍♂️

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【好きなポイント】

①やっぱりこれだけの豪華キャストでいろんなエピソードを盛り込んでおきながら、1本の映画としてまとめた、話の交通整理はうまいと思いました。🚥🚧


②あと木村拓哉さんが言った台詞で好きなのが1つあって、正確には覚えていないんですけど

「ゴミ拾いをする人がいるように、刑事も誰かがやらなきゃいけない必要な仕事なんだ」

みたいな台詞のあのくだりは好きです。

特につい最近、自分が大好きな韓国映画『殺人の追憶』の未解決連続殺人事件の真犯人が見つかったというニュースを聞いていたので、余計にこの台詞は心に刺さるものがありました。😩

何をやっても報われないかもしれないけど、それでもやらなきゃいけないのが警察官やホテルマンの仕事なんでしょうね…😢


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【月9ドラマを連想する】

木村拓哉さんの『HERO』や、長澤まさみさんの『コンフィデンスマンJP』など、過去作の月9ドラマや他の映画作品を観ていたらキャスティングだけで面白く感じてしまう映画だと思います。

木村拓哉さんの前に見た『検察側の罪人』も『HERO』を意識した映画だと思いましたが、今作もかなり『HERO』の影響が強いと思います。


ドラマ版『HERO』でうっすら覚えている話があって、
“りょうさん演じる被疑者が、松たか子さん演じるその事件の検事を逆恨みして復讐しに行く”って話を今作を観て思い出しました。


豪華キャストで観て時間を無駄にしたとは思えません。観てそんなに害がありません。
ただ1年後も今作の内容をちゃんと覚えている自信はありません。😅

でも、こういう「それなりに面白かったけど、あまり記憶に残らないかもしれない映画」を記録しておくのも自分がこのFilmarksをやる意味でもあります。