このレビューはネタバレを含みます
【襲いかかる山火事】
それは、気象条件により、まるで生きているかのように、予測不能の戦いを挑んでくる…。そして動物の、人間の、命や住処を容赦なく奪っていく。
実話もので、俳優陣はご本人達に限りなく似せていました。皆さん想像以上に若かったのですね。新入りをイジったり、悪ふざけしたり。ある程度焦点を当てる登場人物を絞っているので、散漫にはなりませんでした。
家族ぐるみの結束、軍隊のような団結力から、彼らにとって山は戦場なんだなと思いました。
結果からは、判断ミス?飛行機のミス?とも取れますが…、せめて苦しみもがく暇もなかったと願いたいです。
それと同じくらい強烈に残酷だと思ったのは、「ひとりの生存者」はウチの夫かも知れない…と一縷の望みをかけていた遺族達の、生存者に向けられた、あの視線。あの落胆。自分の家族が確実に待っているなら行くべきだけど…、悲しいかな、彼は行くべきではなかった😭
Andie MacDowellを超久しぶりに見ました。
“What can I live with, and what can I die without?"