ドラマ形式で５時間14分全6話。
パルム.ドール受賞。
1話ごとに起承転結ありクライマックスもあり、次回はどうなるの？早く観たいーと、逸る気持ちを抑えて1日1話を楽しみました。
消滅した祖国への深い想いの鎮魂歌。
ユーゴスラビアの歴史の悲劇を、賑やかなロマミュージックに乗せてハイテンションで演じ、ブラックユーモアたっぷりに表現してるから、観てる間はめちゃくちゃ楽しい。でも時間が経つと、救いようのない人間の醜さが浮き彫りになってくる。
友情、愛情、裏切り、愛国心、殺人
秩序が保たれたもう一つの世界は...何も知らなければ楽園。過酷な状況を楽しく活き活きと描かれていることが、この作品の素晴らしいところだと思う。
考えたことなかったけど、自分の国がなくなったら嫌だし、忘れ去られたら悲しい。
この映画を観たことで、ユーゴスラビアは私の記憶の中でも生き続けていく。
ラストが最高！今まで観たラストシーン中でいちばん好きです。
