こうた

娼年のこうたのネタバレレビュー・内容・結末

娼年(2018年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

原作既読で舞台は未観劇です。
配役に関しては映画を見るまでは正直不安でした(イメージと違ったのは特に静香と咲良)
ですが、お二人ともすごくハマっていて真飛さんはとても綺麗でした。
松坂さんはよくこんなにボロボロ涙を流せるなととても感心し、流石演技派俳優だと敬服しました。
冨手さんと桜井さんは『リアル鬼ごっこ』の頃から注目していた女優さんでしたが、冨手さんは「耳が聴こえない」方の喋り方がとてもリアルで、桜井さんはリミスリに続きとても濃厚な濡れ場を披露されていて美しかったです。
西岡さんはガキ使でのなんでだろう、乳首ドリル、うんチョコチョコピーの印象が根強く残っていたので今回の役所も興奮しすぎてモノを扱き出すという変な役で笑ってしまいました。

濡れ場はR18なだけあってかなりエロいです。
最初の階戸瑠李さんとセックスレスの主婦役の荻野友里さんとの絡みのシーンをもっと見たかったです。
大谷麻衣さんはこの作品で始めて知りましたが、彼女の艶美な雰囲気が情欲を掻き立てられます。彼女の濡れ場シーンは必見です。
ただ、放尿、手マン、射精、潮吹きシーンは過剰な演出でギャグのようになってしまったので興醒めしてしまいました。
特に射精シーンの「ブチュゥオ!!!」というマヨネーズを絞り出すような音には笑ってしまいます(笑)

あとは音楽が少し煩く感じました。
三浦大輔監督の『愛の渦』では音楽は抑えめで登場人物の会話をじっくり聞かせることに比重を置いていたと思います。喋る時のリップノイズや飲み物を注ぐ音など『愛の渦』ではそれがとても心地良かったので音楽はなるべく使わないで欲しかったなと思いました。

原作にもある指折りシーンは実写で見るとかなり痛々しくて鳥肌立ちました
他にもリョウのお客さんとして「マリコ」と「ナミコ」さんという女性が原作には出てくるのですが、その2人はカットしないでいただきたかった。
ナミコさんは特に重要なのに.....
セックスシーンももう少しシリアスに描いて欲しかったなと思います。

それでもまた見たいと思わせてくれる作品だったのでDVDが出たらリピートすると思います。
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