このレビューはネタバレを含みます
面白かった。
ドキュメンタリーとしてのまとまりもよくて、ドリスが何にインスパイアされて作品になるのか、何が彼の癒しなのかがほんの一部だろうが見られていい時間だった。
苦悩の部分はもちろんあるのだろうが、彼の穏やかな面が強調されていて、だからこそ、いつもショーの後は後悔して完璧だと思ったことがない、というような言葉が沁みた。
次々へと新しいものを生み出さなければいけないアーティストと言われる人達は毎日プレッシャーと、いつか自分の才能が枯渇してしまうのではという恐怖に近い物と闘っているんだろう。
常人には想像もつかないなあ。
自宅の素敵さったら。
センスの塊。
詳しいことはよくわからないけど、ドリスは既成服店の生まれだから、オートクチュールよりプレタポルテ寄りなのかな。
デザインを描いていくのではなくファブリックから生み出していく様が、すごく新鮮だった。
マリリンのファブリックのコレクションは本当素敵だったー。