このレビューはネタバレを含みます
まさかケツだけ星人で号泣する日がこようとは.....
前半だいぶダレてたけど、それも後半のここにもっていくためだったんだなとわかった。
予告で何度も聞いたまさおの「僕はしんちゃんみたいに選ばれた人じゃないんだ!」
これ見たときから絶対良作だと思ってたし、それをどう落とし所つけるのか気になってた。
しんちゃんのような天才タイプはほんの一握りで、だからこそ地道にコツコツ、それが1番強くて1番難しい。まさおの性格だから今作ではこのポジションで、このストーリーの要となった。
またランちゃんがまさに正義とは?を体現してくれていて、正義は悪になりうるし、「正義の反対はまた別の正義だ」といつかのしんちゃん映画でヒロシが語った台詞のそれに似たものがこの作品で描かれていた。
しんちゃん映画は基本的にど下ネタでパロディ多めなのに、めっちゃ哲学的なことをテーマに含んでるから好き。
突っ込みどころは満載だけど。あんな荒れ果てた街が何で一瞬で元どおりになってんねんとか。
ラストはほっこり。あと作品に沢山散りばめられている「アイヤー」には笑った。