インド・アグラでの靴職人たちの繁栄と衰退のドキュメンタリー。

職人を生業にしていくにはどこの国も難しい選択を強いられた時があるんだなぁ。
皮革の輸入問題があり、合皮製品に流れてしまったのも仕方のないことのようにも思える。

世界中の人間が「安くてお手軽」に狂喜乱舞していた時代は終わり、当たり前の価値観になってきている。
ただ安いだけに価値を見出さなくもなっている。

ただインドで何の革を使用してたんだろ…。劇中で説明あったかもしれないけど、覚えておらず…。
あと、インタビューを受けていた人たちが職人顔していて何か嬉しかった。
よく見る、ニヤニヤしながら顎ふりしている人がいなかったのが、私の抱いているTHE職人イメージを少なからず守ってくれたような気がする。ほんとどうでもいいことだけれど(笑)

2019/5/25

• #ssインド

インド、靴職人の街アゴラ。製靴業を営む家に生まれたが継ぐことをしなかった監督が、父をガイドに迎えて撮ったドキュメンタリー。

職人たちの歴史、アゴラという街の産業の歴史。印パ独立、東西冷戦、経済規制緩和の中で製靴産業、皮革産業がどんな立ち位置だったのかが語られていて興味深い。

合皮靴を大量に作ることを選ばず、本革にこだわり続ける職人たち。淡々とした映像作品と思って見ていたら、強いメッセージが込められていた。

産業が激変していく中で、継ぐか、継がぬか、子供の幸せを願う親と、迷う子供たち。父の背中は大きい。

• #ドキュメンタリー
• #インド
• #歴史

インド・アグラで
どのように靴産業が盛り上がり
衰退しているのか

職人としてのプライドと
工業化と
皮革と合成皮革と
経済発展、輸入と輸出

どこの国も
どの職人も
こういう問題には
直面しているとは思うけれど…

皮革や毛皮というのは
これからどうなっていくんだろうなあ…
と思うと同時に
全然関係ないのだけど
このドキュメンタリー中
町を普通に歩いている女性が
全く出て来ないというのに
驚愕。ちらっと映るのは
意識的に女性撮ってる映像だし