大衆演劇を、しっかりした映画技術で撮りあげた一作。クライマックスでは目頭が熱くなりました(*´ω`*) 舞台芝居らしい映画作りは個性的で気持ちよく、シーンの転換時に残されるフックは緊張感を持続してくれる。良い映画だなぁ、と思いました。
ただ、脚本で二点、公開したばかりなのでここでネタバレはしませんが、どうしても引っかかってしまう点が二つありまして… それはどうにかならなかったもんかな、それが作家性なのかもしれないけど、やっぱり興を削ぐな、と思いました。
なお、市原隼人さんがこんなに上手に芝居をする方だとは思いませんでした。はまり役だったんですかね、彼の魅力再発見。それだけでも観た甲斐がありました。