隠れた名作。
2022に観た作品の中で今の所1位。
この作品を知らなかった自分を恥じた。
実話。
緊迫の伝え方がエグいくらいうまかったと思う。
クリヘムを筆頭にキャストがとにかく文句無しに素晴らしかった。
銃の構えに、セリフと動きに説得力しか無かった。
私は生粋の日本人で、米国みたいに軍人さんや戦争が身近ではないから軽々しく彼らへの理解を述べたくはないが、戦場に立つ前夜を飛ばさず描いてくれた事へ感謝したい。
主人公が初めて人を殺めた後の、部下が投げかけた言葉が刺さった。
民族・部族間の争いを善悪両視点から描いていて米国寄りになりすぎてなくて本当に良作。
それぞれの誇りや怒り、そして彼らの守り神でパートナーで武器となる存在が違うだけで、戦う理由は愛と哀しみなんだよと痛烈に伝わって来た。
派手なCGとかはなく、静かなのに激しいシーンが多い。
ラストの方でクリヘムの意識が覚醒してからのカメラとクリヘムが素晴らしすぎて、そこだけで拍手喝采。
観れた事に、感謝するし
タイトルが最高でした。
