スワヒリ亭こゆう

ホース・ソルジャーのスワヒリ亭こゆうのレビュー・感想・評価

ホース・ソルジャー(2018年製作の映画)
1.0
今、TOHOシネマズの1ヶ月フリーパスを手に入れまして、GWだし映画を観まくりたいなぁという事で本作を観賞しました。


タダで観といて何言ってんだって思われるかもしれませんが…やっぱり戦争映画は大嫌いだと改めて思いました。

ジェリー・ブラッカイマーは信用できないですね。『パールハーバー』を作った奴ですからね。
このジェリー・ブラッカイマーが作った戦争映画、アメリカ同時多発テロが起きてからタリバンへの報復にでる米軍。
その初めてタリバンに攻撃に出た特殊部隊は12人で5万人と戦い、更には馬で移動した騎馬隊だったという衝撃の事実の映画化…

ですが、いざ本編観たら全然、趣きが違ってしまい本当に残念です。


まずアメリカとアルカイダ。どっちが戦争のきっかけを作ったかは置いといて、アメリカ同時多発テロの報復に出るにあたり米軍の兵士達は士気が上がってる筈ですよね。
国の為に立ち上がる兵士。
映画からは全然、感じられなかった…
緊張と興奮で武者震いするみたいな熱量が全く伝わらなかった。


それと12人で馬に乗って戦うっていうけど、ほぼ空爆しますからね。
全然、12人じゃないし…
そもそも12人が戦地に行ってやる作戦もイマイチ、よく分からない。
現地の反アルカイダと合流するんだけど、敵と味方の区別が分かりにくい。
馬に乗った事ない奴らが途中から普通に乗馬しちゃってるのもなぁ…

それとクリス・ヘムズワースの台詞のない沈黙の演技が、全然良くなかったです。
この人は役者としては静より動の人なんでしょうね。


正直、こんな英雄譚は観たくない。
戦争反対!戦地に英雄なんていない。

うーん、映画としても本当に良いとこなし。