アキラナウェイ

ホース・ソルジャーのアキラナウェイのレビュー・感想・評価

ホース・ソルジャー(2018年製作の映画)
4.1
久し振りにGEOに行ったんですよ。
そしたら、新作(赤のシール)と新作だけど7泊8日(黄色のシール)が100円キャンペーン!!
なぬ〜〜〜!?やるやないかGEO〜〜!!

という事でアレもコレもと6本ぐらい選んでたんですけどね。あくまで1泊2日が100円なんだってレジで気付きまして。6本も1日で観れぬ…。ぐぬぬぬぬ。

で、この映画ともう1本だけ200円で借りました。
世の中そんなうまい話はないですね。

これは原題の方が断然イイ!「12 Strong」。

2001.9.11アメリカ同時多発テロ事件直後のアフガニスタン戦争の際、アメリカが最初に行った反撃として、総勢5万のタリバン軍にわずか12人で、それも馬に乗って立ち向かったアメリカ陸軍特殊部隊の男達の物語。

クリス・ヘムズワース!!
マイケル・シャノン!!
マイケル・ペーニャ!!
キャスティングが抜群に素晴らしい!!

それぞれの家庭で、戦地に赴く夫達へ妻達が掛ける言葉がどれも印象的で。いや、数多ある戦争映画で、これ程までに家族とのやり取りをしっかり見せてくれたものは中々ないかも。

各家庭で形は違えど、必ず戻るという誓いを立て、テロ集団の拠点マザーリシャーリフを制圧する為、彼らは立ち上がる。

ミッチ・ネルソン大尉(クリス・ヘムズワース)と反タリバン勢力のドスタム将軍との交流を主軸に据える事で、この映画は只の戦争映画ではなく、兵士ではなく戦士として戦う彼らの民族間を超えた友情を描いている。

何が凄いって、やはり騎馬兵として銃を撃ちまくるカッコよさ!そんじょそこらの戦争映画では観られない騎馬戦。

戦争映画でありがちな、誰が何処にいるのかわからなくなる問題も、本作は途中12人が3チームに分かれ、それぞれにマイケル・シャノン、マイケル・ペーニャをリーダーに据えてくれたお陰で戦況がわかりやすい!

クリス・ヘムズワース演じるミッチ大尉の、必ず生きて還るという強い意志が其処彼処で見える。死んでも祖国の為に、ではない。自分達が死んだら、祖国でまたいくつもの命が危険に晒される。自分達は必ず勝って、家族の元に還るという強い意志。

2年かかると言われていた作戦を3週間で成し遂げた彼らの偉業を讃えたい。

何が怖いって、
銃撃戦でもタンクでも対空ミサイルでもない。
8歳を過ぎた女性に教育は必要ないと、
教えに背いた女性を子供達の前で銃殺するタリバンの教えが1番怖い。

あ、ちなみにクリヘムの奥さん役はワイスピのエレナ役の女優さんでした。