このレビューはネタバレを含みます
鑑賞直後、アイデアは面白いと思いました。
と同時に、なんとも言えない嫌悪感が残りました。
作中作だとすぐにわかるひどい出来の映像を延々と見せられ、実はみんなで頑張って完成に漕ぎつけたので笑ってねぎらって下さいと言わんばかりのオチを見せられても、なかなかそんな気分にはなれません。
たとえるなら、水面に長時間顔を押し付けられて、もう限界だと思った時に顔を上げることができたような感覚。
これをスッキリというのには抵抗があります。
とはいえ、本作全体を苦境からの逆転劇とみることもできるので、有りといえば有りなのかもしれません。
なお、監督がアドリブで勘違い連中にブチ切れるシーンは爽快でした。
評価の難しい一作。