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釣りバカ日誌20 ファイナルのmasatoのレビュー・感想・評価

釣りバカ日誌20 ファイナル(2009年製作の映画)
4.0
西田敏行が逝ってしまった。
面白いコメディアンがでてきたなあ、と思っていたら、『西遊記』で猪八戒を演じて人気者になり、『池中玄太80キロ』で人気を不動の物にした。

とはいえ、西田敏行だからみる!ということもなく、なんとなく頑張ってるなあと思いつつ横目で見ている感じ。正直を『釣りバカ日誌』も『学校』シリーズもまともに見たことがなかった。それよりも『探偵ナイトスクープ』で、毎週見る顔というイメージが強かったのかもしれない。

でも、北野武の『アウトレイジ』や、『風の電話』の新相馬節を歌うシーンがやたらと胸に残るようになり、だんだん、西田敏行が出ていると安心するような気持ちになっていた。

そんなところに突然の訃報だった。なんか、妙にこたえる。気持ちが沈む。でも、追悼の気持ちも込めてと選んだのがなぜか『釣りバカ日誌20ファイナル』。シリーズの完結編。

たわいもない話だし、特に大笑いするわけでもないけれど、三國連太郎や加藤武やラストには谷啓まで拝めて、なんだか涙がとまらなくなった。

『探偵ナイトスクープ』の局長を長い間務めてくれたことも含めて、ありがとう。
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