ラグナロクの足音

プリシラのラグナロクの足音のレビュー・感想・評価

プリシラ(1994年製作の映画)
3.5
ヒューゴのおかまっぷり、すげぇきまってるなあ。舞台はオーストラリアのシドニー。結婚後すぐに別れたミッチの元嫁、マリオンから、鮮やかなコスチュームを身にまとい、ステージで踊るドラッグ・クイーンのミッチにショ―をやってほしいという依頼が舞い込む。実はマリオンは、ミッチの息子を出産しているが、離婚して以来6年間、一度も息子に会ったことがなかった。アイススプリングスに行くことを決心したミッチは、一緒にショ―をするドラッグ・クイーン仲間バーナデット、フェリシアを誘い、古ぼけた大型のバス「プリシラ号」でシドニーから3千キロも離れた、砂漠のど真ん中にあるホテルを目指す。ミッチは道中、目的地で待っているのが元妻であることを告白。行く先々で、人々から好奇と嫌悪の視線を投げつけられる3人だがひるまない3人。砂漠の途中でエンストを起こると、助けられたアボリジニに修理ができる男ボブを紹介されるが、元ストリッパーの妻シンシアが参加することで関係がぎくしゃくに。1人になったボブは3人に同行することに。フェリシアが男に暗闇へ連れ込まれたときに間一髪ボブが彼女を助ける。そしてプリシラ号は、目的地のホテルへ到着し、マリオンと抱き合い、再会を喜ぶミッチ。マリオンはレズビアンで、明るくさばさばした女性。しかしバーナデットとフェリシアは、マリオンが連れている小さな男の子ベンジーがミッチの息子だと聞かされ、心底驚く。実はベンジーは、ゲイの父親の存在を素直に受け入れていたのです。翌日、一同は砂漠にピクニックに出掛ける。ミッチはベンジーと心を通わせ、離れていた6年の隙間を埋めることに成功し、いつものゴージャスな衣装に着替えたミッチとバーナデットとフェリシアは、キングス・キャニオンの岩の上に立ちます。「オーストラリアのど真ん中にハイヒールで立つ」というフェリシアの夢を叶えて、3人は故郷シドニーに帰ることに。やっとエンディングで踊られるABBAがいいね。
ラグナロクの足音

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