asuka

シークレット・スーパースターのasukaのレビュー・感想・評価

5.0
アーミル・カーン氏の出演作品だし!間違いないやろー!くらいの軽い気持ちで観ることを決めた。

最高か。もう所々で泣かされまくって、嗚咽レベル。
ぐっさぐっさ響いてきた。
夢に向かって進む勇気、女性に対しても勇気を与える作品だったと思う。

しかし、インドはここまでも男尊女卑の考え方が根強いの?
ましてや、父親は(きっとSE的な仕事をしていて)社会的にもある程度地位も高く、プライドはべらぼうに高い亭主関白なタイプ。
自分の思い通りにならなければDV、DV、DV…
最悪すぎる。

母親は自分の意思はないの?と思ってしまうような、娘にも小馬鹿にされるところもあるような人。
でも深い愛情で子どもたちを包んでいた。
そりゃ、お母さんのこと大好きになるわ。
でも早くあんな最悪な夫と別れたらいいのに!って思ったけど、専業主婦の彼女がそんな決断するのは難しいよね。
これは今でも、日本でも、普通にあり得る問題だと思う。


アーミル・カーン氏が出てきて一気に話が加速するの。
え、そうなん!?っていう驚きもあって、そりゃ号泣しないわけがない。
今回は主演ではないのであくまで脇役…えらく目立つ胡散臭い脇役w
でもね、素敵だった。
観ればわかるやつ。

インシアの演技もすごく好きだったけど、弟グッドゥがもう最高。可愛い。
泣かせんな!バカ!(褒め言葉)
あとチンタン。好き。きゅんきゅんさせるとかずるいw

母親のことを歌ったあの曲は本当に良かった。
そして、本当にシークレット・スーパースターがいることを改めて知った。
これってインド映画ならでは…だもんね。

上映期間があまりにも短く、上映館すらも少ないですがあなたの胸に何か熱いものを残してくれる作品だと思います。
1人でも多くの人に観て欲しい。
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