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レイニーデイ・イン・ニューヨークのliamのレビュー・感想・評価

3.8

監督は「女と男の観覧車」のウディ・アレン。出演は「ビューティフル・ボーイ」のティモシー・シャラメ、「マレフィセント2」のエル・ファニング、「デッド・ドント・ダイ」のセレーナ・ゴメス、「キャプテン・マーベル」のジュード・ロウなど。

学校の課題として著名な映画監督ローランド・ポラード(リーヴ・シュレイバー)のインタビューをマンハッタンですることになった大学生のアシュレー(エル・ファニング)。彼女と恋人のギャツビー(ティモシー・シャラメ)は、それを機に週末をマンハッタンで楽しむことに。ニューヨーカーのギャツビーは、アリゾナ生まれのアシュレーに街を案内しようと張り切るが、ポラードに新作の試写に誘われた彼女が約束をキャンセルするなど、次々と予想もしていなかった出来事が起きる。

会話が中心の物語で、様々な人物が登場し会話を繰り広げる。
コミカルな会話中に各登場人物の毒みたいな部分が表れていて面白い。

ギャツビーはロマンチストである反面、それが母親の影響であると少し冷めた目で自分を見ている。それは母親との関係が良くない事が原因。母親に認めてもらうために、アシュリーと付き合っていたところもある。ただそれは母親との会話で解消され、自分に正直に生きるようになりアシュリーとも別れる。
だからこそギャツビーとアシュレーの会話が全く噛み合っていないのも印象的。それがマンハッタンにきたことでそれが明白になっていくのが面白い。

主人公のギャツビーはおしゃべりだけど偏屈。またインテリで皮肉屋なところがあるんだけどそこが魅力的。

ニューヨークの街並みがとにかくオシャレ。セットなんじゃないかと思わせるような雰囲気だが、実際にどれもある道で行ってみたいと思った。 

ティモシー・シャラメは非常にカッコいい。この映画の雰囲気に非常に合っているし、コミカルな演技もできるので色々出演しているのも頷ける。

会話を楽しみ人生の選択について考える映画。
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