久しぶりのウディアレン映画を劇場で。
大好きなんですが、どうもマジックインムーンライト以降、気持ちが離れちゃってました。
例のme too事件で本作の公開は諦めていたのですが（本国では上映されてないとか）、ティモシーシャラメ、エルファニングがついにアレン映画に出演ということで楽しみにしてた作品。
さて内容はというと、もう相変わらずのウディアレンストーリー。
最初から噛み合わない会話の2人。皮肉、意地悪、アレンの好き嫌いを込めながら恋人の（つもりだった）2人がそれぞれの本当の気持ちに気付いてそれぞれ歩むお話。
新しさというと、主人公が学生でこれから大人を目指していく、というあたりか。
そして久しぶりのニューヨーク。もう言わずもがな素敵な映像は期待通り。
若い2人もいい意味で肩透かしというか、普通にすんなりアレン映画になじんでて。
（逆に現代に感じないところが、人によっては古いと思われてしまうかも。。。）
エルファニングに垢抜けないキャラクターあてがい惨めな思いさせるあたりも、彼はこういう田舎出身で上っ面だけのミーハータイプの人ホント嫌なんだなぁとニヤリとしたり。（アシュレーにちょっかい出してくる大人たちもまた然り）
カーライルでピアノを弾くティモシーシャラメ君もファンには堪らないでしょうw
オーラ0のジュードロウもなかなか見応えあり。
ウディアレン映画では久しぶりのアタリ作品でした。
その瞬間相手に感じた魅力とはなんだったんだろうか。ちょっと考えさせられます。
本当の自分の中をしっかり見てくれてたようなチャンは確かにギャッツビーにとっては次のステップへの新しい魅力だったのか。。。
ただ終わってみて、もう少し、あとほんの少し、何か往年のコクというかマイルド感が欲しかった。どこかスッと終わりに向かってしまったような。
もうちょっとあの世界を堪能したかったのかな。
