38年間増築を重ねた実在する不気味な屋敷を題材にしたアメリカ、オーストラリア合作のホラー映画。
〇ウィリアム・ウィンチェスターは銃を製造する会社を営んでいたが突然亡くなった。それは銃で殺された人々の怨念と噂されていた。ウィリアムの妻・サラはそれから毎日終わらない自宅の改装を行った。傍目からはサラの頭がおかしくなったと思われていたが、彼女は怨念たちと戦っており……。
13という数字のこだわりだったり、クローゼットから部屋に入れたりするところは良かったです。
元ネタになったウィンチェスターハウスは、床に窓があったり、2階のドアをあけたらそこは空中だったり、行き止まりの階段があったり、忍者屋敷的なギミックがあったり、もっと家自体が迷路のようで禍々しい感じだったと思うのです。
オカルトマニア的にはそれを期待して見たいのに、ホラー演出がただのビックリ箱なのが残念。
なぜ増築を進めるのか??とサラの心に焦点を当てたミステリー調のホラーだったり、屋敷のギミックをふんだんに使ったホラーだったらもっと好みだったな~と思いました。
序盤の鏡を使った恐怖演出も、ベタすぎでちょっと微妙……。
最近ホラー映画を見て思うのですが、幽霊が姿を現してしまうと途端に怖くなくなってしまうので、こういう映画は向いていないのかも。