masudasantaro

カンフー・トラベラー 南拳のmasudasantaroのレビュー・感想・評価

3.0
もう途中から平成ノブシコブシにしか見えなくなってしまったのです…。

2147年、宇宙人の侵略に遭い、武器は無効化され、窮地に立たされた人類。
最後の希望は、肉弾戦でも敵を破壊できるカンフー、南拳の奥義。
この奥義をロボットにプログラミングできれば、逆転できる。

まぁ、ここからすでに無理があるのですが、色々破綻していて冷めてしまうんですよね。

タイムトラベルもので、視聴者を納得させる整合性を保つのってやっぱり難しいことだよね。BTTFやターミネーターは、本当に凄いと思い知らされた。

カンフーの奥義を習得させるために、清朝時代に送り込むのだが、データは現地の然るべき場所に残せと言う。
ということは、過去に送り込んだ瞬間、未来にそのデータが届いていなくてはならない。届いてなければ失敗のはず。
しかし、本作ではなんと過去と未来が同じ時間で経過してしまう。過去への指示も伝送できる。未来でのタイムリミット7日間が、送り込まれた先でも同じなのだ。

てゆうかね、主任が加齢のため奥義を使えなくなりロボットに教えることができないというなら、10年くらい前にタイムトラベルして、主任に教えてもらったらええやん。

という、ツッコミどころ満載の映画。
カンフーもカメラワークで誤魔化してる印象。雨の中の格闘もグランドマスターの二番煎じ感。
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