西村権太郎

Love,サイモン 17歳の告白の西村権太郎のレビュー・感想・評価

Love,サイモン 17歳の告白(2018年製作の映画)
5.0
easy aもそうですが、新しい価値観・倫理観とオフビートな今の若い人が特徴的に描かれています。
その割には学校のカースト制度は昔と変わらず。
そうゆうアメリカのリアルな日常を知れて楽しいんです。

凄いなと思ったのは、カミングアウト後の親父さんと母ちゃんの反応。
息子がゲイと知ってショック、と言うよりは…
ホモねたジョークごめん!とかいって自責のパパと子供の先行きを案じる現実的なママって訳で
日本人の親世代には有り得ない成熟したリアクション。

日本は本当に遅れている。
「同性愛とか趣味」とか言っちゃったり
同性婚の議論を非生産的とか言う
無知が議員さんをやっとる。

ジュラ紀かよ…😩

そうゆう輩は議員さんじゃなく
便所掃除の職に就け。

その他特筆すべきは「あるある」場面の羅列。出たこうゆうの!ってゆうゲイしか分からないあるあるシークエンスを
大勢の人に知って貰えて嬉しい。

けど現実は、あるあるがっかりの連続のみで、この作品のようにハッピーエンドにはならない。

どんだけ辛いと思います?
西村権太郎

西村権太郎