メッセージはいいものだし、観た後に元気が出る。この映画には一切悪者が出てこないし、キャラは基本的にみんないい人である。それゆえ、社会が個人にかける「見かけが良ければ人生も順風満帆」という呪いが強く主人公に感じられる。自分の姿を鏡に写し、何も言わずじっと自分を見つめるエイミー・シューマーの表情には胸を打たれた。きっとたくさんの人が経験したことのある、なんとも言えない自己嫌悪の感情。とても良かった。
しかし、話の展開やラストへの持っていき方が急で少し無理があるように感じた。都合よく作られている感があり、少々冷めてしまったのは残念。
