あおい

プーと大人になった僕のあおいのレビュー・感想・評価

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)
4.7
「何もしない」を頑張る…

「くまのプーさん」の実写映画。大人になって、童心を無くしたクリストファー・ロビンとプーとの再会を描く。
とりあえず随所で泣かしてくる。働き過ぎの日本人は少しくらいプーの真似をしてもいいかもしれない。

◎ストーリー
クリストファー・ロビンが100エーカーの森にさよならし、はや数十年。今の彼は、家族に仕事にに抱えるものがたくさんあった。そして何より、幼き頃の生き方を忘れていた。そんなある日、彼はプーに会う。プーは、いなくなった仲間を探して欲しいと言うのだ。プーに構う暇などなかったのだが、「何もしないは、最高の何かにつながる」、少年の時に残した自分の言葉に動かされ、再び森へ向かうのだった…

薄汚れてるけど、モフモフなプーが可愛い!ピグレットも、ティガーも、イーヨーも、カンガもルーも可愛い!よちよち歩いて、ハチミツ食べて、すぐ寝て、おばかさんなこと言って、何から何まで癒されます!正直このプー見るだけでも行く価値ある( ^ω^ )

お話は予告編で期待してた通り、最高。幼少の楽しい思い出のシーンから楽しい。100エーカーの森が、また雰囲気出てる!

そっから仕事に明け暮れるクリストファー・ロビンの悲哀さがまたつらい!大人になったクリストファーわからんけど、ユアン・マクレガー似てる気した( ^ω^ )喋るぬいぐるみに呆気にとられる人たちもオモロイし、お昼寝ゲームでお利口さんするみんなも可愛かった!

“どこか”で風船持ってるプー、クリストファー・ロビンによりかかるプー、あらゆるプーが可愛い。あとは、古き良き街並みが残ってるロンドンも素晴らしいなと感じました。

深い言葉や哲学的な言葉で溢れてるけど、どれも優しく響く。
忙しなく働く人や、不安に押しつぶされそうな人、みんなに見て欲しい!もちろん現状が打破される訳ではないし、「何もしない」をすることすらも難しいけど、この映画を観てるときだけは軽い気持ちになれるはずです( ^ω^ )

2018年劇場鑑賞55作目
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