このレビューはネタバレを含みます
根幹にはかなりエッジが効いたメッセージがありながら、時代を古くしたり、敵を置いたり、どっちとも取れるエンドにしたりと、マイルドに伝えるはさすがディズニー。誰も傷つかない。
プーのシンプルながら真理を突いた哲学で、社会に漂う価値観を、文字通りプーの来た台所のようにぐちゃぐちゃに崩そうとしてる。
でもちょっと、大衆向けにチューニングされてる分、本当のこの作品の根幹にある価値観を解読しにくい。
時代を古くされてるから普通に観れるけど、これって現代ではつまりどういうことなんだろうと考えれば、かなり人生を揺るがされて動揺する人が多いのではないだろか。
最後のイーヨーの、気づいてくれてありがとう、これから変わっていきそうだ、ってセリフは明らかに現代の私たちに向けたものだと思う。
だから、この映画に感動して、有給を取ってる場合ではないし、生ぬるい働き方改革をしている場合でもない。僕らはプーの哲学をヒントに、新しい時代の働き方を、真剣に考えていかないといけない。
とりあえず、今から何もしないをしに行かないと。